SHOTSHOW 2001 REPORT
At New Orleans (Jan. 11-14, 2001)

毎年恒例のSHOTSHOWレポートです。各画像はクリックすることで、拡大画像が表示されます。
 
遅くなりましたが、今年も米国のショットショーへ行ってまいりました。
いろいろと変な噂の絶えない某営業ベースのホームページでは、早い段階でショーレポートを掲載してるようですが、営利目的でないここのサイトの場合どうしても時間がかかってしまい、あまりタイムリーでないのですが、ちょっと趣向を変えてみましたのでお読みになっていただければ幸いです。
今年は去年キャンセル(ラスベガスに急遽変更)になったニューオーリンズでの開催です。
ニューオーリンズと言えばジャズの本場。
街中でも楽器を演奏してるストリートミュージシャンが多く見られます。
ただちょっと驚いたのはこの街にもカジノがあるんです(^^)

「Harrah's」(www.harrahs.com/) 系のカジノなのですが、聞いた話ではなんでも10年?契約で市へ毎年一定額の税金を払うという約束らしいのですが、今年が払えそうにないとのことで、近い将来閉鎖になってしまうかも知れません。
最近は全米各地にカジノができており、これはネイティブインディアンの保護から、インディアンが経営に参画するとカジノの営業ができる権利が与えられるようです。
考えてみればインディアンは先住民ですからねぇ。

今年のショーでは銃関係のめだった新製品はなかったのですが、左下画像のWinchester SUPREME は去年発表されたモデルです。

ご存知の方も多いかと思いますが、この上下2連以外のウィンチェスターブランドの銃はそのほとんどを旧Winchesterの工場を買い取り改善したU.S.Repeating Arms という会社が作ってます。(販売はBrowning社が行っており、実質FN-Browningグループの一員)
が、しかしこの上下はFN-Browning系列のスペインにある工場で生産されたモデルのようです。
ベレッタの68系のように2本のピン及び銃身下側のラグでロッキングするタイプで、交換チョークはブローニングのInvector-Plusを使ってます。
とりあえず米国市場向けには、狩猟用とスポーティングクレー用の2種類を発表してます。
品質的にはRugerのRed Labelとの競合かな?って印象です。

続いてペラッツイのMX2000の画像です。
確か去年のレポートにも書いたと思いますが、可変リブは面白いですね。

アメリカントラップ用なのですが、可変ベンドとセットであれば、いろいろな狙い線が試せてと面白そうです。
逆に言えばいろいろ悩む原因にもなるわけですが・・・^^;

日本ではなかなか普及しないアメリカントラップですが、米国の場合はほとんどがトラップと言えばこのアメリカントラップ競技です。

ハンディキャップを設けて試合をやり、ゲーム性を高くしてあります。
シングル撃ちなので、1ラウンド25弾と弾数も少なく、クレーもゆっくりですので結構簡単に当たります。

日本でもアメトラをもっと普及させて、楽しい射撃をもっと広めたいですねぇ。
左下の画像はRugerのライフルです。

一番下はラミネート材(注・下記銃床特集参照)を使ったサムホールストックですが、なんかやたら穴がでかいんです。

ラミネートは重いので、重量を軽くするために大きくしたのでしょうか。

このレポートの一番上の画像はRemington 870 なのですが、あの銃はそれほど重くなく見栄えもよかったです。
ポンプ銃ならサムホール形状も扱い易い感じがしますね。
レミントン系ならサードパーティからラミネート銃床も結構出回ってくるのではないかと思います。
マニア向けですね。

これはSKB-USAのメダル挿入されたカスタム銃です。
Van Gilderと言う有名な方がデザイン彫刻したメダルを銃の機関部側面を加工した所にはめ込んであります。

比較的キンキラの外観が好まれる米国市場ですから、丸形・横長方形のメダルにももちろん彫金してありました(^o^)。

日本市場でも公式でもらえるメダルをグリップ等に貼ってる方を見かけますが、機関部を加工してまでメダルを挿入してる方はさすが に見たことがありません。

次の画像は、レミントンの新サボット弾です。
これは20番径ですが、初期型の問題点が改良されてるようです。
日本市場では初期型は銃口側ライフリング銃身及び絞りの入った銃身で撃った場合(サボットは絶対薬室側ライフリングで撃たなければならないのですが・・)、弾頭を包むケースの先端部がその腔内寸法の段差に当たって、銃身が曲がるという問題が起こり、輸入元は販売を止めてました。

薬室側ライフリング銃身でしか撃てないという案内を徹底してなかった事が原因の一つでしたが、米国市場でも「レミントン社製ライフリング銃以外の銃では撃つな」と言う注意書きも出てました。

私が思うには、ケース先端部の羽根形状の部分が原因だったはずですので、その辺の形状変更がなされてました。
当時販売されてたフェデラルやウィンチェスターのサボット弾はケース形状が違うものの、先端部にはテーパーをかけて面取りをしてあり、銃口側ライフリングでも問題なく撃てたとのことでした。

左の画像はフェデラルの新サボット弾です。
レミントンと同じようにコッパー(銅)を弾頭に使用してます。
鉛対策ではなく、精度・破壊力の向上からコッパー弾頭にしたと思いますが、ライフル弾に続いて今年から北海道で実施されるスラッグ弾の鉛規制にも対応してるわけですね。


■銃床特集■

文頭でも書きましたように、今回はちょっと趣向を変えて特集を組んでみました。

ご存知のように上下2連の銃床に使ってるのはそのほとんどがクルミ材(walnut)です。
ただ近年は自動・ポンプ・ライフル銃などには、シンセティックと称する樹脂系材料を用いた銃床にその主力を奪われつつあります。

しかし上下銃ではやっぱりクルミ材に代わる物はないようです。

さてクルミ材は昔からフランスグルミかアメリカグルミと言われてますが、実際フランス産のクルミ材はほとんど使われてなく、現在のメジャーな供給元はトルコ・モロッコ・インド及びアメリカ産フランスグルミといったところでしょうか。

一番上の画像がアメリカ産のフランスグルミです。
これはフランス方面にあったフランスグルミの木を、アメリカにあったクルミの木に挿し木して作られたものです。
実際それらの木を見てみると、その挿し木した部分から明らかに木目が違う木が生長してまして、クルミの中でもより堅いと言われ希少価値となりつつあるフランスグルミをなんとか供給できるよう考えられてます。

ただ価格はもちろん高くなってます(+_+)

2番目の画像がアメリカグルミです。
アメリカグルミの中でも2〜3種類がありますが、これはクラローと言うに北部西海岸方面で採れる木で木目が良く、最近は高級銃にも使われています。
堅さはフランスグルミの方が上ですが、今の24g装弾の射撃ではアメリカグルミでも問題無く、木目も虎目等綺麗なパターンが多いですので見栄えもいいです。

最後の画像がトルコ産のクルミ材です。
フランスグルミの流れからか堅さはありますが、加工してみると内部がザクザクの状態の場合があり、色も白っぽいので好みが分かれます。

画像はありませんがモロッコ産なども木目・色はいいのですが、重量が重く最近主流の軽量射撃銃には使いづらいのが事実です。


以上
written by 大佐ぁ

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