一口に射撃と言っても、おおまかに固定的射撃と移動的射撃と2種類の射撃があります。
ここでは射撃にはどんな種類があるのか、簡単にご説明致します。
ただし、本コーナーではライフル射撃に関してはあまり深く触れておりません。
もっと良くお知りになりたい方はライフル系の射撃サイトをご覧下さい。

  • 固定的射撃

    決められた距離に置いた標的を、空気銃・ライフル銃(小口径、大口径)を使用し得点を競います。

    主なライフル射撃競技には「10mエアライフル」「SB(小口径)50m」があり、共に立射・膝射・伏射・3姿勢競技などに分かれます。
    また大口径ライフル競技は施設によって、100m・150m・300mなどで競います。
    基本的な競技は300mなのですが、日本には射撃距離が300mある射場が少なく、現実にはまちまちの距離で行われています。

    また台などに銃を依託し、点圏に関係なく弾痕の小ささを競う(どれくらいの範囲に着弾をまとめられるかで、これをグルーピングと言います)「ベンチレスト射撃」と言う競技も、ライフル射撃愛好家の中で静かなブームを呼んでいます。

    さらに冬季オリンピックでもお馴染みの「バイアスロン」と言う、クロスカントリースキーと射撃を混ぜ合わせた特殊な競技もありますが、日本では射場等の関係で自衛隊関係者以外はほとんどいないと言ってよいほど競技人口の少ない競技です。

  • 移動的射撃

    主に散弾銃を用いて、皿状の標的を撃破した枚数を競う(クレー射撃)競技です。
    ライフル銃(含む空気銃)を使用し、移動する紙的、風船を撃って得点を競う「ランニングターゲット射撃」も移動的射撃に含まれます。

    クレー射撃には大まかに分類してトラップ射撃/スキート射撃/スポーティングクレー/フィールド射撃(競技主催団体によって呼称が違う)があります。

    • トラップ射撃 【実例を紹介 ← Click!】

      基本的に自分から真っすぐ左右方向に遠ざかって行く、1枚ないし2枚のクレーを撃破する競技です。

      アトランタオリンピックでは日本の吉良佳子選手が活躍しましたが、彼女の活躍した競技はトラップ射撃から派生した『ダブルトラップ』と言う、2枚同時に放出されるクレーを撃ち落とす競技です。

      アメリカン、国際式、国際式ダブルトラップに分類されますが、日本では「国際式」が主流です。
      また国際式よりもクレーの飛ぶ速度や放出角度が緩やかな、ジャパンルールと呼ばれる方式で行われる競技会も最近人気があります。

    • スキート射撃 【実例を紹介 ← Click!】

      左右から放出されるクレーを、30度おきに半円状に並んだ射台と、クレーのほぼ飛行線下中央の射台とを移動して撃つ競技です。

      クレーの飛び方や速度は常に一定ですが、自分が移動するために変化に富んだ射撃になります。

      これもアメリカン、国際式、準国際式(国際式からタイマーを省き、コールと同時にクレーが放出される以外は国際式に準拠)に分類されます。
      以前は在日米軍基地の影響でアメリカンスキートが主流でしたが、現在では実猟中心の人は準国際式、射撃だけの人は国際式をやると言う傾向になっています。

      またスキートも、左右の放出機から同時にクレーが放出されるダブルと呼ばれるもの(これが難しい!)を、極力減らしたジャパンルールがあり、これも最近人気を博しています。

    • スポーティングクレー/フィールド射撃 【海外の実例を紹介 ← Click!】

      極めて実猟に近い状態を体験出来る射撃で、欧米ではポピュラーな動的射撃競技です。
      ちょうどゴルフコースを廻るように、各ホールにティグラウンドがある代わりに射台があり、ティーショットの代わりにクレーが出てきて射撃をする…と、言った感じの競技です。

      残念ながら日本では法的制限によりそのような射撃場は作れませんが、通常のトラップ射台やスキート射台を利用し、クレーの放出距離や放出角度、射撃距離などを変え出来るだけ実猟に似せ、実猟用の銃でも楽しめるように工夫された競技です。
      最近では徐々にではありますが競技人口も増えつつあります。

      難点といえば競技を主催する団体によりルールや呼称が統一されておらず、また国際ルールのセットとの共存性が、更なる普及に向けての今後の課題です。

    • ファイブスタンド 【海外の実例を紹介 ← Click!】

      スポーテングクレーの一種になるかと思いますが、コールすると複数ある放出機のうちいずれかからクレーが放出されます。
      どの放出機からクレーが出るかはランダムなので予測がつかず、非常に変化がありゲーム性に富んだスリリングな射撃です。

      なお残念な事に、この競技は射撃場が許可にならないので、日本で楽しむ事は出来ません。
      いつか日本でも許可になることを切望しつつ、ここでは実際に海外で経験してきた方からのレポートと言う形でお送りします。
 
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